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【脚本家】 長坂秀佳 “術” 【ゲーム作家】

171 :名無しより愛をこめて:04/02/19 21:37 ID:x91ISKuO
江戸川乱歩賞は今でこそ副賞で1000万円の賞金が授与されるが、長坂が受賞した当時は、ホームズの像と印税収入が貰えるだけだった。
「術」によれば、長坂は乱歩賞を受賞した後が経済的に苦しかったという。
しかも、受賞式での長坂一流の毒のあるスピーチをよく思わなかった選考委員たちからは、悪意に満ちた選評を書かれ、少なからず受賞作の売上に影響をもたらしたらしい。

長坂秀佳の乱歩賞受賞作「浅草エノケン一座の嵐」の巻末には、その悪意のある選評が載っている。

北方謙三は、「ミステリーとして読むと、荒唐無稽である。が、エノケンの人間性を描いたものとして読むと、興味深いものだった」
とやや好意的に評している。
が、他の選考委員(「術」では名前は伏せられているが、長坂はかなりのショックを受けたらしい)の選評は行き過ぎの面がある。

日下圭介は「(略) しかし推理小説としては、かなりお寒い。密室トリックなどは、作者の意図したおふざけと理解し、
抱腹絶倒するのが正しい読み方か。これもエノケンの徳というべきだろうか。むろん正道ではなく、
以後の応募者は、あまり真似をなさらぬように」と書いている。
武蔵野次郎は「(略) この程度の文章で乱歩賞に入選するのかと一般が考えるとしたら、それが一番困ることである」と書いている。
中島河太郎は「(略) 長坂秀佳氏の「浅草エノケン一座の嵐」は、作者の気どった文体が目ざわりだった。(略)
もう一人のエノケンを起用したのは手柄だが、これを厭世家に仕立てているのが気になった」と書いている。
笹沢三保は「(略) 小説なのかシナリオなのかわからないものを、読んだような気がした。小説として応募するのであれば、
シナリオでなくあくまで小説として完成した作品にするべきではあるまいか。(略)
長坂秀佳氏『浅草エノケン一座の嵐』も、小説としては未完成な部分も少なくない。
ドラマチックな盛り上がり場面を、視覚的に描写して用意するというのもシナリオ的である。
反戦というテーマを生の言葉によって前面に押し出してくるのも、最近のテレビ・ドラマの安易さを思い起こさせる。
江戸川乱歩賞作家としての今後には、小説として完成された作品を期待したい。」と書いている。

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